2008年7月 1日

【トラカイ】ネポムークの聖ヨハネのチャペル

ヴィリニュスを三万歩歩き回った翌日は月曜日。
予め、この日はヴィリニュス郊外のトラカイ(Trakai)に行くことにしていたのだが
ガイドブックをよく見てみたら「トラカイ城:10月~4月は月曜休み」
駅のインフォメーションで聞いたら「いやあ美術館がひとつ休みなだけだよ」というので
とにかく行ってみることに。

駅の道を挟んだ反対側にあるバスターミナルからバスに乗る。
今いち行き先表示がよくわからないので「Trakai?」と運転手さんに聞くとうなずいたので乗り込む。
30分ほどで、小さなバスターミナルに停車。
どこだろ?と思っていたら、運転手さんが「Trakai!」と大きな声で言ってくれたので慌てて降りる。
自信がなかったら運転手さんに行き先を告げておくのはとても大事だ・・・。
ちなみに5.5Lt。郊外までのバスが300円しないというのはいいな。

さて、トラカイとは、14世紀ごろに大公たちの城が建てられた、いわば大昔の首都。
二つの湖に囲まれ、なおかつ小島が点在するため、防衛が容易だったために選ばれたのだと思われる。
現在では、バスターミナルに近い地域は団地が立ち並ぶベッドタウン(多分)となっているが、
そこを過ぎてしまえばのどかな景色が広がっている。こま 057minimini2.jpg
こんな小さな町にもかかわらず、ちゃんとカトリックの教会とロシア正教会の教会が揃っているのがすごい。
ロシア教会を通り過ぎるだけなのに、瞬間足を止め十字を切る人も見かけた。
毎日通ってたら大変だ、と思うのは私が無宗教な人間だからか。
一つ目の見所、半島の城址に向かって右手に曲がる直前の
大通りの中心に小さな塔が建っている。こま 062minimini2.jpg
これ、ネポムークの聖ヨハネのチャペル(chapel column)というらしく、
これひとつで独立した宗教施設らしい。チャペルって結構なんでもアリなのね・・・。
確かに、中になにやら像が見える。漁師と水に囲まれた町の守護聖人だそうだ。

ちなみに、この記事を書くために調べてみたところ、この聖人を祀ったチェコの教会が世界遺産になっている。

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