2007年9月30日

大ヒットコンサート

合唱の練習を途中で抜け出して(すみません)、コンサートに行ってきた。
京の華舞台「古都の宴 弐の宴 源氏物語再飛翔」
枳殻邸で行われた、渡欧経験のある歌手とミュゼットジャズバンド、古楽アンサンブルのコンサート。
バスで河原町通りを通るときにいつも「長く続く壁だなあ、ここは誰のお屋敷じゃ」
と思っていた枳殻邸にはからずも入れることに!
・・・道をちょっと間違ってぎりぎりに入ったから、建物を堪能するヒマはまったくなかったのですが。

広い畳の間に、池のある庭をバックに舞台がしつらえられていて、お客は適当に座り開演を待つ。
・・・道を(以下同文)後ろの方しか空いてなかった・・・

源氏物語をモチーフにしたナレーションも含め、全部よかった。
どんなものかわからない状態で行って、ここまで興奮して「行ってよかった!」と思うコンサートは珍しい。
今までいろいろと「かけら」のきらめきに惹かれていた音にどっぷり浸かれた。

例えばZABADAKの「五つの橋」のイントロ部分がリズムが際立ったトラディショナルっぽくて好きだったんだけど
そういうものを沢山聴くには何を探せばいいのかわからなかった。
それをミュゼットバンドのザッハトルテがそのものずばりの雰囲気のものとその周辺まで聞かせてくれた。
生音があまりにも気持ちよくて、アップテンポな曲なのに眠りに引き込まれかける不思議。

Secret GardenやThe Corrs(の1stアルバム)のような、アイリッシュ系のヴァイオリン?の音が好きだけど、
これも何を探せばいいのかわからなかった。
でも今回、ヴァイオリンじゃなくてフィドルの生の音を初めて聴けた!そうそうこれだよ。
リュートとヴィオラ・ダ・ガンバとも重なり合って、体の中に音が直接入ってくる感じ。
(正確にはアイリッシュではなく、今回の大森ヒデノリさんは北欧フォークらしい)

歌は、日本語の曲と意味がわかっているJe te veux はもう、じんわり涙がでそう。
フランス語がわかったら、他の曲もそうだったのかもと思うと残念。
もっと外国語勉強したら、歌はもっと歌っても聴いても楽しくなるんだろうな。

私一人の感想ではなく、多分会場の大半の人が「来て良かった」と思ったコンサートだったんだと思う。
出演ミュージシャンのCDはかなりの勢いで売れていた。
私も二枚買っちまいました。今月ものいりなのに・・・
今それを聴きながら書いてます。
生音のように体を響かせることはないけど、でも幸せ~。

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