2007年3月31日

散財。

パンフレット \2,000
ライブ録画DVD \5,000(ドイツ語only)
ロゴ入りクリアケース\1,000
ライブの感動 \priceless
(チケットは前もって購入)

今を逃したら今生ではもう見られないと思って(来世だともっと見られないと思う)
エリザベート ウィーン版行ってきました。
何度かすでに話題にしてますが、私が大好きなミュージカルで
日本版はすでに二回見ています(いずれも東宝版。宝塚はいろいろと妥協があって嫌だ)。

普段のミュージカルよりも値段設定が高かったので、S席は敬遠してA席にしたら
2階の一番端だった・・・オペラグラスもって行って大正解。

劇場を大改装して実現したというウィーン版の舞台装置を、
これまた劇場を改装するのでちょうどいいからと日本(いや世界)で唯一、大阪だけで忠実に再現して、
現地のメンバーそろえてドイツ語で上演。

・・・本当にわけわからん動き方をする床でした。
そして演出も斬新。なんだそのゴーカート、とか。
舞台の上に、青白くぼんやりとした背景画と歌っている主人公一人しかいない、なんていうシーンも
結構多い。
日本人が作ると、何かしらの装置で埋めようとするのかも知れず、それに慣れた目には
ちょっとさびしくも映る舞台だった。
が。
その空間を埋めて余りあるほど、主役級の役者達の歌がうまい!
いやうまいのかどうかはほんとはわからない。とにかく感動する、心を動かされる。
歌で満たすために、余分な装飾をあえてなくした舞台なのかも知れないと思えてくる。

そして、日本版にはなかった空気が、濃厚に漂っている。
退廃感。世紀末の閉塞感。エリザベートは19世紀末の人物だが、このミュージカルの初演は20世紀末だった。
大ブレイクの秘密は、このあたりにもあるのかもしれない。
このデカダンスの格好よさは一見の価値がある。

あえて不満をいうなら、
・脇役達、1幕最初あたりでまだ劇に入りきってないと思う。
・2幕、トランペットへたすぎ。それなら舞台にあがるな。
とはいえ、おそらくは十分な代役も準備できないアウェーで延々と上演をしているのだから
あまり責めるのは酷かもしれない。
(すると、主役達はやっぱりすごいということになるんだが)

・・・も一回チケットとってるんだよ。またAだけどね。

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