散財。
パンフレット \2,000
ライブ録画DVD \5,000(ドイツ語only)
ロゴ入りクリアケース\1,000
ライブの感動 \priceless
(チケットは前もって購入)
今を逃したら今生ではもう見られないと思って(来世だともっと見られないと思う)
エリザベート ウィーン版行ってきました。
何度かすでに話題にしてますが、私が大好きなミュージカルで
日本版はすでに二回見ています(いずれも東宝版。宝塚はいろいろと妥協があって嫌だ)。
普段のミュージカルよりも値段設定が高かったので、S席は敬遠してA席にしたら
2階の一番端だった・・・オペラグラスもって行って大正解。
劇場を大改装して実現したというウィーン版の舞台装置を、
これまた劇場を改装するのでちょうどいいからと日本(いや世界)で唯一、大阪だけで忠実に再現して、
現地のメンバーそろえてドイツ語で上演。
・・・本当にわけわからん動き方をする床でした。
そして演出も斬新。なんだそのゴーカート、とか。
舞台の上に、青白くぼんやりとした背景画と歌っている主人公一人しかいない、なんていうシーンも
結構多い。
日本人が作ると、何かしらの装置で埋めようとするのかも知れず、それに慣れた目には
ちょっとさびしくも映る舞台だった。
が。
その空間を埋めて余りあるほど、主役級の役者達の歌がうまい!
いやうまいのかどうかはほんとはわからない。とにかく感動する、心を動かされる。
歌で満たすために、余分な装飾をあえてなくした舞台なのかも知れないと思えてくる。
そして、日本版にはなかった空気が、濃厚に漂っている。
退廃感。世紀末の閉塞感。エリザベートは19世紀末の人物だが、このミュージカルの初演は20世紀末だった。
大ブレイクの秘密は、このあたりにもあるのかもしれない。
このデカダンスの格好よさは一見の価値がある。
あえて不満をいうなら、
・脇役達、1幕最初あたりでまだ劇に入りきってないと思う。
・2幕、トランペットへたすぎ。それなら舞台にあがるな。
とはいえ、おそらくは十分な代役も準備できないアウェーで延々と上演をしているのだから
あまり責めるのは酷かもしれない。
(すると、主役達はやっぱりすごいということになるんだが)
・・・も一回チケットとってるんだよ。またAだけどね。
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