2005年10月 7日

【のまネコ】終わりにします。私としては。

うーん、こまちゃ的には終わんないかな。
もともと、なによりも感情的に許せなくって、それで「こんなことが法的に許されるのか!?」ってんでみなさん法的な穴を血眼になって探してたんだと思うから。
で、クリエイティブを標榜するエンターテインメントな会社がこういうことし続けるのはやっぱり私の感情が許せないわけです。なにそれ、自分ら何の苦労の代償で金受け取る気よ?って(今何か苦労してるかもだけどそれは自業自得)。

ずっとこの問題にはりついていると、会社としてのいい加減さなんかにも腹が立ってきます。消費者の気分如何で左右される業界であればなおのこと、反応の鈍さに苛立ちが募ります。
こんな会社いくらでも世の中にはあるんでしょうが、運悪く目に付いたらこういう目(殺人予告などは論外)にあってもしょうがないでしょう。
まあ私が何かするといっても個人的元々不買運動くらいでしょうが、もう少し行方は見守ります。
黒い「こういう結末がいいな」というのはありますが、まあそれは人に言わずに成就を願いましょう。

ここから(10月7日掲載分)
****

まだ,取下げが,特許庁のサイトには反映されていませんね。

これまでの議論を整理すると,有限会社ゼン(エイベックス)が取得した権利(著作権)なんてものは,きわめて曖昧で実効性がなく,さらに,たとえ商標権が認められたとしても,従来のアスキーアート使用及びこれに基づくグッズ等の作成には,なんら支障が生じないというわけです。

確かに商標権をとられると,なんとなく気持ちが悪いですが,この出願も取り下げられたので,法的な問題性は消滅したと考えてよいでしょう。
よって,本件はこれにて解決。これ以上「のまネコ問題は解決していない」と叫ぶのは,問題の引き延ばしにすぎません。
これ以上,エイベックスに何かをしろと要求するとしても,要求を理由付ける論理がありません。

企業としての当不当の問題は残りますが,それは個人的に不買を続ければよいことです。私もきっと買いません。

また,エイベックスのせいでアスキーアートが使えなくなるなど不安を煽るのも,やめるべきでしょう。その論拠がありません。

というわけで,【のまネコ】シリーズは,今回でおしまいにします。お読みくださった皆様,コメントくださった皆様,誠にありがとうございますた。
著作権,商標権をテーマにしてきましたが,私自身改めて知識を確認するよい機会になりました。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://komacha.egoism.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/945

コメントする